祇園祭りで販売されるちまきの飾り方と処分方法は?
- 2015年07月15日
- ブログ
今日の京都は晴天!!
本日は祇園祭りの宵宵山なので、晴れてよかったっすね(´∀`)
明日は台風の影響で天候は悪いみたいなので、今日は人が多いはず。
さて、今回は祇園祭りで売られているちまき!!
京都の家には玄関先などに飾られている家が多いんですが、意外と
ちまきの飾り方を知らない方が多いので今回は処分方法と一緒にお話し
してきますね。
若い世代の人たちにはあまり興味がないかもしれませんが、
観光で祇園祭りに来られた方に買ってもらいたいのが「ちまき」
ちまきと聞くと、もち米や山菜が甘辛く味付けされて、笹の葉に包まれた
料理を想像する方もいるかもしれません。
ですが、祇園祭のちまきは食べ物ではありません。
私もはじめは食べ物だと思っていました(笑)
京都の街を歩いていると、民家の軒先に飾っている笹飾りがちまき。
実はあれは、祇園祭りの期間中だけ手に入る有難いお守りなんです。
民家の軒先に飾る事で、八坂神社のご祭神、「スサノオノミコト」が
家族を災厄から守ってくれると言われています。
他にも、山鉾よって色々なご利益が期待出来ます。
ご利益に関しては前回のブログで書いてあるので省略します。
昔は山鉾からちまきが無料で撒かれていたそうですが、危険との意見が多く、
近年は街中に作られる各山鉾の会所で販売される様になりました。
価格はバラバラですが、大体500円~1500円程度で購入可能です。
販売されるのは山鉾巡行の前夜祭とも言える宵山。
その前日の宵々山、更に前日の宵々々山でも売り出され、
売切れ次第終了となります。
人気の鉾や山は売り切れが早いので宵宵山で買っておくのがベストです。
また、くじ改めで1番くじを引いた山鉾も人気があるので売り切れが早い
です。
日程がどうしても合わなければ、八坂神社で販売されるシンプルな
ちまきを手に入れましょう。
こちらなら、例年7月の頭から終わりまで購入する事が出来ます。
次にちまきの「飾り方」です。
ちまきは病気などの災厄や疫病神などが家に入ってくるのを
防ぐ為のお守りです。
なので、家の中では無く、玄関の外側の軒先や門に飾るのが正しい飾り方です。
出来る限り目立つ、目に付き易い場所に飾るとよいでしょう。
マンションやアパートの場合は玄関のドアの外がベスト。
規約の関係で、外側に飾れない場合はドアの内側でも構いませんが、
下駄箱の上など、すぐに目に入る場所に置く様にしておくと良いですね。
なお、吊るしても良いですし、可能であれば打ち付けてもオッケーです。
お正月のしめ飾りをイメージすれば分かり易いかと思います。
最後にちまきの処分方法です。
ちまきのご利益は1年間続くと言われています。
なので、家に飾るのは1年だけ。
期間の過ぎたちまきは処分する必要があります。
処分方法は一般的なお守りと同じで神社に返納するのがベストです。
また、各山鉾が返納箱などを設けて、まとめて八坂神社へと持っていって
くれるので再び祇園祭に行ける場合は、ちまきを購入した山鉾に昨年のものを
持っていくのがベストです。
もしくは、祇園祭を開催する八坂神社には、本殿に向かって左の方向に納札所が
ありますので、そちらに直接持って行っても大丈夫です。
観光客の方などで次の年は京都に来れない場合は地元の神社に返納するのも
だいじょぶです。
ちまきを買ってから人生が大きく変わったという人もいるらしいので
買ったことがない人は本日・もしくは明日に手に入れてください(´∀`)
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