ふくらはぎがつる原因は?予防法は?
- 2015年03月03日
- ブログ
足をつった時の痛みは嫌なものですよね。
睡眠中なら目を覚ましてしまいますし、
足の指を内側に曲げるのか、それとも上に反らすのか
と考えているうちに、痛みでのたうちまわるほど
更に激しくつってしまうことも。
足がつる、というのは、強い痛みと共に起こる
足の筋肉の収縮やけいれんです。
長時間持続するものではありませんが、
筋肉を傷めて痛みが残ることもありますし、
激しいスポーツで足をつった場合には、
その延長線上に肉離れを起こすこともあります。
おおよその原因は特定できていますが、
足がつるメカニズムについては、
完全に解明されているわけではありません。
足でよくつる部分は、ふくらはぎや足の裏で、
特にふくらはぎをつるのを「こむらがえり」と呼びます。
普段は使っていない筋肉が、何かの拍子に
異常な緊張を起こして収縮し、激しい痛みを伴うものです。
また、筋肉の性質として伸ばされるのを嫌う性質がありますので、
必要以上に急に筋肉を伸ばすと脳の防衛反応で(肉離れから守るため)
筋肉を急激に縮めるのもつる原因の一つです。
その他に激しい運動や筋肉の疲労、水分不足やナトリウム不足など
様々な原因があり、これら複数の悪条件が重なった時に
起こりやすいと考えられます。
大量の汗をかいた後などは、脱水状態になり
電解質のバランスも崩れるので、よく足をつります。
運動不足気味の人が急に動いた時に足をつるのは、
筋肉が急激な疲労状態に陥るためです。
☆重大な病気が隠れていることもあるので要注意☆
上記のような原因で足がつるのは、
多くの人が経験しているでしょう。
普段からの運動・ストレッチ、水分やミネラルの補給
などに努めれば、ある程度は防げるようになります。
しかし、足をつる症状には、
危険な病気が隠れていることもあります。
その一つが「閉塞性動脈軟化症」で、
下腹部から両脚に向かって分かれる太い動脈が硬化し、
脚に血液が流れにくくなる疾患です。
運動療法を取り入れ、歩くことで改善に向かうことも
ありますが、重症であれば手術が必要です。
他にも、糖尿病や肝硬変、甲状腺の異常など、
足がつりやすくなる病気がありますので、
あまりにも頻繁に足をつる、片方の足ばかりつる、
異常に足が冷えるなどの気になる症状がある場合は、
一度何らかの検査を受けてみた方が良いかもしれません。
★とりあえず応急処置にはこの方法★
筋肉が収縮しているので、
つった筋肉を伸ばすのが基本です。
ふくらはぎがつった時は、足を伸ばして親指を掴み、
足の甲の方向に持ち上げます。
足先を伸ばしたり、指を曲げると却ってつってしまいますのでご注意を。
土踏まずのあたりがつった時も、同じ対処法でOK。
筋肉がダメージを受けていますので、
痛みが治まったら冷やさないようにして
軽く周辺を手でさすると良いでしょう。その後しばらく安静にしていましょう。
水分補給もお忘れなく。
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