お酒を飲むと太るってホント?
- 2015年04月24日
- ブログ
4月は歓迎会やお花見などでお酒を飲む機会が増える時期です。
「お酒を飲むのは好きだけど、太るからなぁ」と
思っている人も多いのではないでしょうか?
実際の所、お酒は肥満につながるというのは本当なんでしょうか?
では、まずお酒の主成分である
アルコールのカロリーを見てみましょう。
アルコールは1gあたり7kcalです。
炭水化物やタンパク質は1gあたり4kcalですので、
これと比べると高カロリーです。
「だから、お酒を飲むと太るんだ!」と思うかもしれませんが、
アルコールのカロリーはエンプティカロリーと呼ばれています。
アルコールのカロリーは優先的に消費されますので、
アルコールのカロリーは体内には蓄積されずに燃焼されるんです。
でも、お酒を飲むとやっぱり太るという人もいますよね。
それはなぜなんでしょうか?
アルコールのカロリーはエンプティカロリーですので、
体内には蓄積されません。
でも、お酒ってアルコールだけでできているんじゃないですよね。
ビールはアルコールが5度、日本酒は15度前後になっています。
つまり、アルコール以外の成分が多く含まれているんです。
ビールや日本酒、ワインなどは醸造酒と呼ばれていて、
糖質を多く含んでいます。
「糖質制限ダイエット」というダイエット法もあるように、
糖質は太る原因になるんです。
ですから、お酒を飲む時は、糖質のことを考えて、
焼酎やウイスキー、ブランデーなどの
蒸留酒を選んだほうが良いでしょう。
そして、お酒と肥満を考える上で
忘れてはいけないのがおつまみのカロリーです。
お酒に合うおつまみには、
揚げ物などカロリーの高いものが多いですよね。
お酒からのカロリーを気にしてお酒を控えても、
おつまみでカロリーオーバーになる可能性がとても高いんです。
ダイエット中の人や肥満が気になる人は、
低カロリーのおつまみを選ぶようにしましょう。
次にお酒を飲んだ後に、ラーメンを食べたくなることがありませんか?
「これが太る原因」とわかっていても、
ついついお酒の締めにラーメンを食べてしまう
という人も多いと思います。
なぜ、お酒の後にはラーメンを食べたくなるのでしょうか?
それは、身体が糖分と塩分を欲しているからなんです。
お酒を肝臓で分解するためには、糖分が必要不可欠なんです。
また、お酒を飲むと血糖値が下がりやすいので、
血糖値を上げるためにも糖分が必要になります。
そして、アルコールには利尿作用がありますので、
尿と一緒にナトリウムも排泄されます。
ナトリウムが不足すれば、塩分を補給しなければいけません。
糖分と塩分を両方摂取できる食べ物といえば、ラーメンなんです。
ただ、ラーメンはどうしても高カロリーになりますので、
お酒の締めにはあまり向いていません。
翌朝、胃もたれがひどかったという経験がある人もいるでしょう。
ですから、ラーメンの代わりにお茶漬けなど
低カロリーながら糖分と塩分を含んでいるものを
選ぶと良いですね。